5月9日(木)に中予教育事務所第2回小・中学校初任者研修を、松山市総合コミュニティセンターで実施しました。今回の研修の目的は、安全指導の考え方や救命処置の要点を学ぶことを通して、危機対応の際の行動規範等を理解し、実際の指導に生かせるようにすることでした。
学校保健・学校安全について、「体育活動・水泳の安全指導」を中心とした講話の後、松山市消防局中央消防署の方からは心肺蘇生法について、松山海上保安部の方からは水上における安全指導についての演習をしていただきました。
初任者からは、「学校安全や安全指導について学ぶことは、私たち教員が子どもたちを救うだけでなく、子どもたちが生涯、自分の命や他者の命を守ることにつながることを学ぶことができた」「発見者とその近くにいた人が心肺蘇生法をどれだけ勇気を持って行うことができるかが大切だということを学んだ」「人を救助するのは、決して簡単なことではないので、正しい知識をこの機会に知ることができ、とてもためになった」といった感想が聞かれ、児童生徒の安全の確保、命を守ることについて深く考えることができた研修となりました。
採用から5年を経た教員を対象とした標記の研修会を、5月7日(火)に実施しました。本研修は、「実践的指導力」の向上を図り、中堅教諭・中堅養護教諭・中堅栄養教諭としての資質を高めることを目的としています。
研修では、日頃の子どもへの関わり方を見つめ直しながら、「学校における諸課題への対応について」の講義を通して、中堅教諭等として自分が学校で取り組むべきことを考えました。
また、本研修受講者は、今年1年間を通して、「実践的指導力」の向上を目指し課題研究に取り組んでいきます。今回の研修では、研究主題の設定の仕方や仮説の立て方、実践や検証方法、結果や考察のまとめ方などを学びました。そして、班別協議で、自分が取り組んでみたい研究内容や研究を進める上での留意点等を話し合い、今後の課題研究を進めるにあたっての見通しを持ちました。
課題研究に取り組むことで「実践的指導力」を身に付け、学校を支える中堅教諭等として成長されることはもちろん、協働的な研修として周囲の先生方に関わっていただき、それが、全ての先生方の指導力向上、学校の組織力向上につながることを願っています。
5月1日(水)に令和6年度中予教育事務所教頭研修会を開催しました。
管理職として教頭に求められる指導能力、学校運営能力の向上を目指し、働き方改革、教職員の服務や不祥事の根絶、学校を取り巻く様々な課題の解決に向けての講義、各種手当や公務災害についての実務研修を行いました。
また、講師による「令和5年度版 働き方改革の意識調査の結果概要」の講義では、教育効果の向上や魅力的な職場づくりのために、校内における信頼関係を構築し、教職員の「働きやすさ」と「働きがい」の両立を目指すことが重要である等、多くの示唆を得ることができました。
教頭先生方には、本研修での学びを生かし、信頼されるリーダーとして子どもたち、教職員、保護者や地域の方々のために力を発揮していただきたいと思います。
4月25日(木)に中予地方局にて第1回小・中学校初任者研修を実施しました。今年度の事務所研修の受講対象者は21名です。教師としての心構えや職務に対する使命感の確立を目指した講話、1年間の初任者研修の概要説明等を行いました。どの受講者も、真剣に講話を聞き、熱心な態度で研修に臨みました。
受講者からは、「未来を創る子どもを育てることができるという教員となった喜びとその責任を忘れることなく、謙虚に学び続けていきたい」「共に喜び、共に悲しみ、共に学んでいく中で、子どもと共に成長していくことができる教師でありたい」「同じような悩みを抱えている仲間と顔を合わすことができ、『一人じゃない』ことを実感することができた」など、共に成長する同期の仲間との出逢いを大切に、そして、研修での学びを実践に生かしていこうとする前向きな言葉が聞かれました。
令和6年度「第1回中予教育事務所校長・事務長研修会」を、4月16日(火)に松山市青少年センターにて開催しました。
開会式では、昇任された校長・事務長、管外からの転任校長が温かい拍手で迎えられました。所長は、冒頭の挨拶で、「人材育成」「子供たちと教職員を守ること」について、具体的に伝えました。また、義務教育課長からは、「役割」という言葉をもとに、「教職を働きやすく働きがいのある仕事にすること」「恩威並行」「不易と流行」等について、講話がありました。
参集した校長先生や事務長の方々と今年度の県の方針・中予教育事務所の重点取組事項を共有し、有意義な研修会となりました。
4月8日(月)・9日(火)は、「令和6年度第1回児童生徒をまもり育てる日」でした。学校、PTA、地域住民および警察関係者が連携して児童生徒の安全確保に努めることを目的に、県内一斉に登下校を見守る等の活動を実施しました。早朝にもかかわらず、参加していただいた皆様、ありがとうございました。
中予教育事務所でも、近隣の交差点等で見守り活動を行いました。子どもたちは交通ルールを守って元気に登校をしていました。
新年度がスタートしました。今後も交通ルールをしっかりと守って、安全に登下校をしてほしいと思います。
4月4日(木)に、「令和6年度小・中学校初任者研修受講者配置校校長・初任者指導教員等連絡協議会」を実施しました。
初任者配置校の校長先生にはオンラインで、また、初任者指導教員と校内指導教員の方々には中予地方局に参集して参加していただきました。
今年度の小・中学校初任者研修の校内研修における研修体制づくりや研修内容、研修方法等の実施上の諸問題について協議を行い、研修が円滑かつ効果的に実施されるよう共通理解を図りました。
本連絡協議会で得た情報や、初任者指導教員の皆様のつながりを生かし、初任者の先生方を始め、関わってくださる全ての先生方にとって充実した研修となりますように、1年間どうぞよろしくお願いします。
2月13日(火)、「第2回中予教育事務所校長研修会」が開催され、中予管内小・中学校の校長先生方が参加されました。
まず最初に「ICTの効果的な活用による学力向上の推進」や「不登校対応の充実」に関する研修があり、参加された校長先生方は、愛媛県の現状と今後の取組について学びました。
続いて、「学校における働き方改革に関する意識調査」の結果を踏まえた講話では、教職員のウェルビーイング(主観的幸福感)を高めるためのヒントを与えていただきました。その後のグループ協議では、教職員にとっての「働きやすさ」と「働きがい」について、自校の実践や課題を熱心に話し合う校長先生方の姿が印象的でした。講話の感想や協議を踏まえた質問もたくさん出され、講師からは、「大きなイベントはもちろん、日常の些細な場面で、達成感や充実感、成長感を共有し、働きがいにつなげること」などを助言していただきました。
本日の研修で学んだことや考えたことが、年度末に向けて、また、令和6年度の学校経営に生かされることを心より願っています。
1月25日(木)に、「令和5年度『児童生徒をまもり育てる協議会』の管内別連絡会議」を開催しました。本連絡会議は、学校・家庭・地域・関係機関が連携して子どもたちの健全育成や安全確保を図るために、平成17年度から開催しています。
今年度は、ハイブリッド形式で、中予管内の全ての学校に参集またはオンラインで参加していただき、不登校等に関する最新の情報を共有しました。
全体会では、「不登校の未然防止と早期対応」と題し、愛媛県教育支援センター(メタサポセンター)から講師を招き、不登校に関する児童生徒の現状や不登校対策としての課題未然防止教育などについて講義を行いました。
連絡会議の後半は、警察署管内別に分散会を行いました。不登校の未然防止と早期対応、いじめの未然防止や早期発見・早期対応について、参加者が自校の実態や取組を発表し、成果や課題、今後の対応策等を話し合いました。
本連絡会議で学んだことを各学校・各地域での取組に生かすともに、学校・家庭・地域・関係機関が連携し、児童生徒の健やかな育ちのために力を合わせていきましょう。