10月３日（木）、第５回小・中学校初任者研修を伊予市立由並小学校で実施しました。
　午前中は、複式学級における学習指導についての講義を受けた後、複式学級の授業（５、６年算数科）を参観しました。教師の綿密な学習計画や無駄のない動き、ＩＣＴ機器の効果的な活用等により、二つの学年の子どもたちが集中して学習課題の解決に向かう姿から、多くのことを学びました。
　午後からは、研究協議を通して、複式学級における学習指導やへき地教育についての理解を一層深めることができました。そして、座談会では、初任者教員として日頃の実践における課題や悩みなどについて熱心に話し合い、それぞれの教員が新たな視点を得ることができました。
　受講者からは、「複式学級の研究授業では、リーダーの児童を中心に話合いを進めたり、『一人学び』や『とも学び』など様々な学習形態を取り入れたりするなど、複式学級の特長を生かしながら工夫されていて、多くを学ぶことができた」「座談会では、同期の先生方と悩みや現状を伝え合い、相談する中で、改めて仲間意識をもつことができた。一人で抱え込まないことの大切さを改めて感じた。今日の学びを今後に生かしたい」等の感想が聞かれました。これからの教育実践に向けて意欲を高めるとともに、同期の仲間との交流を深めることもできました。